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都内の中学生向けに「給食の残菜について知ろう」をテーマに食育授業を実施しました

葉隠勇進は、9月26日、学校給食を受託する江東区立第二亀戸中学校の全校生徒約246人に向けて、「給食の残菜について知ろう」をテーマに、食育授業を実施しました。

この授業は、給食を通して成長期の中学生に必要な栄養素を摂取してもらうため、少しでも残菜が減ってほしいという想いから行われました。

 

講師を担当したのは、葉隠勇進の小山旦人さんと山岡奈央さん、第二亀戸中学校の運営マネージャー後藤穣さんと給食室チーフの真田裕子さんです。

 

残菜の重さを体験してみよう

第二亀戸中では、ある日の給食の残菜量が30%でした。これは人数に換算すると「84人分」の給食、重さにして「50㎏」です。この重さを実感してもらうため、ステージに50㎏の重りを用意。代表生徒二人に持ち上げてもらうと、一生懸命持ち上げる様子に歓声が上がります。二人からは「重かったです」「残菜の量が実感できました」と感想があがりました。

 

給食室の仕事をのぞいてみよう

次に講師の4人がステージ上で対談しながら、調理員さんの日々の仕事内容や苦労など、給食室のリアルな話を伝えました。

スクリーンには野菜を三層のシンクでしっかりと洗浄する様子や、形状の異なる食材を素早く均等に切る様子、スパテラ(業務用の大きなヘラ)を使って炒め物をする様子など、各工程の動画を映し出し、チーフの工夫や想いも伝えました。

 

 

対談が終わると、生徒からの質問タイムです。「お仕事をしていてモチベーションが下がるとき、上がるときを教えてください」という質問に対して、真田チーフは「第二亀戸中のみんなは魚が嫌いな子が多いのか、提供した状態のまま10匹ほど食缶に並んで返ってきたときには少し悲しくなりました。逆に食缶が空で返ってきたときはとても嬉しいですね」と答えました。

 

最後に小山さんから本日の授業で伝えたかったこととして、二つのメッセージが送られました。一つ目は、「給食には多くの人の協力があること」。今回紹介した給食をつくる調理員さんだけではなく、献立を考える栄養士先生、食材を生産する地元の農家さんなど、多くの人の協力を得て、みんなのもとに届けられているということが伝えられました。

 

二つ目は、「給食の時間を楽しんでほしい」ということ。中学校を卒業したら給食が食べられなくなる生徒が多いので、残りの貴重な給食の時間を大切にしてほしいということが強調されました。その上で、「私たち葉隠勇進は、みんなの一生の思い出に残る給食を作っていきます」と締めくくりました。

 

給食委員長からお礼の言葉

授業終了後に給食委員長の生徒から、「私たちの成長のために必要な給食を、これだけ工夫して作ってくださっているということがよくわかりました。私たち3年生はあと半年で給食の機会がなくなってしまうので、残りの給食を楽しんでいきたいと思います。そのために、給食委員として各クラスで早く準備ができるよう働きかけ、食事の時間を長く取れるようにして、残菜を減らせるように努めます。本日はありがとうございました」とお礼の言葉をいただきました。
 

 

 

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