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第18回全国学校給食甲子園で、葉隠勇進が運営する給食センターが「大村智特別賞」を受賞しました

12月10日に行われた「第18回全国学校給食甲子園」で、葉隠勇進が運営する佐賀県佐賀市富士学校給食センターが出場。森林豊かな富士町の特色を活かし、町内産の野菜や佐賀県産の肉を使用した地産地消の献立と、食材を余す所なく活用したSDGsにも貢献する工夫が評価され、「大村智特別賞」を受賞しました。

 

左2人目から大村智先生、北川美千代先生、高島まゆみさん

 

「全国学校給食甲子園」とは、食育の啓発と地産地消の推奨、地域の活性化を目的とし、全国の学校給食で提供されている献立を競う大会です。18回目の開催となる今回は、全国1,079カ所の学校給食調理施設がエントリーし、4回にわたる書類審査を経て、12の施設が決勝大会に進出しました。決勝大会では、出場者が応募した献立を実際に調理し、審査委員による調理過程・食味審査が行われます。

 

大会には、富士学校給食センター栄養教諭の北川美千代先生と、調理員として当社から高島まゆみさんが出場しました。

 

献立の内容は、麦入り御飯(富士町産ひのひかり)、牛乳、佐賀の恵み和風ミートローフ(女将のゆずみそごまだれ)、富士のほうれん草と菊芋の梅海苔サラダ、富士の野菜ときのこ入りうま塩豆乳味噌汁、だし昆布とかつお節のふりかけ、手作りみかんゼリーです。

 

佐賀市富士町は町土の約82%を豊かな森林が占める「緑と清流と温泉の町」です。主菜の「佐賀の恵みたっぷり和風ミートローフ~女将のゆずみそごまだれ~」は、町内産のパセリ、アスパラガス、佐賀市産のたまねぎ、れんこんなどと県産肉を使用。パセリは茎まですべて使っているもので、食品ロス削減に貢献する献立としても高く評価されました。

 

「大村智特別賞」を受賞

受賞した「大村智特別賞」は、学校給食は成長期の子どもたちにとって非常に大事な食事であり、生涯にわたって健康な食文化の原点になるものであるとの考えから、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智先生が創設されたものです。

 

大村先生からは「学校給食と食育は、非常に大事なものであり、世界に誇るものです。生活習慣病予防の原点になっているとも言われており、こどもたちの成長に大きく寄与しているものです。これからも成長期のこどもたちのためにも、みなさんの活動を注目していきます。頑張ってください」と激励の言葉をいただきました。

 

受賞した葉隠勇進の調理員・高島まゆみさんからのコメント

当日を迎えるにあたって、13回リハーサルを行いましたが、その時間が取れたのも、周りの皆さんの協力があったからこそです。本当に感謝しています。

本番は5品の献立を調理し、準備から片付けまでを含めて1時間で終わらせなければいけません。調理と並行して洗い物を行う段取りを組んだり、エプロンの付け替えがスムーズにできるよう紐の長さを調整したりと、細かな工夫や改善を積み重ねました。

このような素晴らしい賞をいただいたことで、本当に身が引き締まりました。今後も日頃の給食を安全・安心に提供し、こどもたちにたくさんの笑顔を届けていきたいと思います。