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【SDGs×学校給食】調理実習で「食事が余る」課題を、夏休み期間の学童クラブとコラボし解決

学校給食場の調理実習にて「食事が余る」課題の解消へ

葉隠勇進は小・中学校の夏休み期間中、新入社員を対象にした大量調理実習を毎年行っています。学校給食は大量調理のため、参加人数以上の食数を実際の献立の通り調理し、学ぶ必要があります。そのため、作った食事をその場ではすべて食べ切れないという課題を抱えていました。

 

そこで今年は、これまで自社キッチンで行っていた調理実習を初めて受託先である小学校の給食室で実施。出来上がった給食は、夏休み期間の学童クラブに通う児童へ昼食として提供することで、この課題を解消しました。

8月3日の献立「ご飯、ビビンバ、野菜のナムル、フルーツポンチ」を食べた児童は「ビビンバ丼がおいしかった。おかわりはないの?」「お肉と野菜を混ぜて食べると、いつもよりおいしく感じた」など感想を伝えました。

8月3日の献立(ご飯・ビビンバ・野菜のナムル・フルーツポンチ)

 

実習で指導を担当した葉隠勇進の八島信久さんのコメント

「例年、作った食事を持ち帰るなど努力していましたが参加者だけで食べきることは難しく、余らせてしまう課題がありました。今回、学童クラブに提供することで、児童の皆さんに『おいしい』と言って食べていただき、食品ロスの出ない実習ができたことは大きなことだと思います。初めて実際の小学校の給食室を借りて実習ができたことで、時間配分など、より実際に近い想定で若手社員に指導ができました」

調理実習の様子

調理実習は、新入社員と入社2年目の社員が参加し、学校給食現場の1日の流れに沿って作業に取り組み、野菜の効率の良い切裁方法や、調理器具の便利な使い方などを学びました。

新入社員の福田朱音さんは、「初対面の先輩方と調理することで、チームで協力して給食を作る大切さを感じ、もっと声を出して、自分の状況を伝え合わなければならないと思いました」と話しました。

 

また、新入社員は、小学校の給食室にある実際の給食釜を扱うことで、日々異なる献立や気候に適した火加減の調整を臨機応変に判断する方法など、現場に即した知識や技術の指導を受けることができました。

今回の調理実習で夏休み中の学童クラブに提供した献立

・8月2日提供の献立

手作りレーズンパン・コーンサラダ・ジュリエンヌスープ

・8月4日提供の献立

五目うどん・焼きコロッケ・和風サラダ

・8月5日提供の献立

ご飯・麻婆なす・じゃこサラダ・二色ゼリー

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