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葉隠勇進、福岡県糟屋区学校給食料理コンクールで優秀賞を受賞

福岡県糟屋区学校給食会が主催する「令和4年度 福岡県糟屋区 学校給食料理コンクール」にて、葉隠勇進が給食提供している公立小学校が優秀賞を受賞しました。

福岡県糟屋区学校給食料理コンクールとは

福岡県糟屋区学校給食料理コンクールは、同区内で学校給食を提供する栄養教諭等及び学校給食調理員の研鑽に対する意欲の高揚に資することを目的に開催されています。学校給食を生きた教材として活用するために、地場産物を活用した特色ある献立についてコンクールを行うことで、学校給食の食事内容の充実と多様化を図ります。

葉隠勇進の調理員が考案した給食が優秀賞を受賞

今年度は糟谷区内から8校が参加。葉隠勇進が給食を提供する同区内の小学校が優秀賞を受賞しました。調理員として働く三船智子さんが、学校給食提供に相応しい栄養価や彩り、量になるように献立を考案し、同じく調理員の原田瑠美さんがコンクール当日の調理を担当しました。原田さんは「時間を計りながらシミュレーションを重ねてきました。緊張しましたが力を出せて良かったです」と話しました。

ヤンニョムポーク、切り干し大根のスープ、カリポリきなこ豆、麦ごはん

 

・ヤンニョムポーク

児童が「ヤンニョムチキンを食べてみたい」と話しかけてくれたことが、ずっと心に残っていたという三船さん。全体的な栄養バランスを意識して、チキンから豚肉にアレンジした献立を考案しました。1年生から6年生までの全児童が食べられるように、ケチャップが効いた甘辛い味付けになっています。れんこんやにんじん、そして地場産食材のピーマンなどの野菜を入れて、彩りも豊かに。日頃の児童との交流がきっかけとなった一品です。

 

・切り干し大根のスープ

食物繊維が多く含まれる切り干し大根やきくらげを入れて、噛むことを意識できるように考えられた献立。地場産の小松菜を多めに入れたことで、栄養面も充実しています。ミニトマトを半分に割って入れることで、彩りと酸味がアクセントになっています。

 

・カリポリきなこ豆

煎り大豆をバター味にしたり、 黒砂糖味や抹茶味にしたりと様々な味付けで普段から児童に親しまれている献立。新味を考案したいと思った三船さんが、人気メニューのきなこ揚げパンを参考にして、きなこと砂糖を絡めた香ばしい味付けにしました。「大豆に大豆を振りかける面白い味付けになりました」と三船さんは話しました。

葉隠勇進 調理員 三船智子さんのコメント

献立を考えた三船智子さん(右)と、栄養士の清水小百合先生(中央)、当日調理を担当した原田瑠美さん(左)

 

煎り大豆やれんこん、きくらげなど歯ごたえのある食材を使い、噛む力を促す「かみかみ献立」を意識しました。また、切り干し大根などの乾物は、「給食ではじめて食べた」という声を児童から聞くことがあるため、色々な食材があることを知ってほしいと願い、献立に取り入れました。ピーマンや小松菜、ミニトマトなどの地場産の野菜を多く使用したことも、栄養面や彩りを豊かにするポイントです。

 

学校給食現場では、「苦手だった野菜が、給食で出てから食べられるようになった」という児童からの言葉に大きなやりがいを感じます。これからもどんな食材もおいしく、児童の皆さんが喜ぶように、みんなで作っていけたらと思います。

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